既成概念を疑ってみると成長があるかもしれません

こんにちは。

これを書いているのは日曜日ですので、相場はお休みです。

ほかの仕事を片付けたり、あるいはコンサルをさせていただいている方のチャートの添削などをしたりと完全な休みとはなりません。

といってもここ半年ぐらいですが、ひと月の間に２日ほどだけ完全にお休みをいただけるようにお願いさせてもらい迷惑ではあるでしょうがお休みをいただくようになりました。

年中休みなくといった環境からは少し変化です。

タイトルにもしていますが、既成概念というのが何に対しても存在します。

FXの世界にも当然存在して、これは？？？なんて思うことはあまりなくそんなものなのね、として、何を考えるわけでもなく見ています。

そして私が主としてつかっているチャート設定をみれば、なんとなく私の考え方がわかるのですが、皆さんに疑問に思ってもらいたいのは時間軸の振り分けということです。

どういうことかというと、〇時間足という設定がチャートシステムには絶対にあります。私も便宜上、説明の時には〇時間足では・・・・という言い方をしますが、だれが決めたのだろう？と考えたことはありませんか？

きりが良い数字なんだろうな、というのは大体わかります。ここに１４分足とかあったら細かすぎますからね。

で、この時間足の成り立ちというものをいくら考えても結論はでないような気がしますし、考えても利益にはならないのでより実践に沿った考え方をしたいと思います。

それは時間足という概念を取っ払って、ただ単純に大きな流れ、中ぐらいの流れ、そして目の前の流れという風に頭の中で組み立てていくとどうなんだろう？ということです。

マルチタイムフレーム分析というのがありますが、この分析に時間足という縛りを作るのではなく、多少誤差が生じてもよいので、時間足に縛られるのではなく、時間の大きさといったらよいのでしょうか、それに基づいてみるとどうなるか？ということです。

そしてその基準はダウ理論を用いて方向性を考えていきます。そうすると一つの時間足でチャートを見ていてもそれぞれの方向性がわかってくるようになります。そしてトレードするときはその方向性がそろったときにエントリーをすれば、ほとんどが方向性とは違ったトレードにはなりづらくなりますし、不要な手出しも極端に減ります。

これは実はごくごく当たり前のことなんですが、触れているのを実はみたことがありません。そしてなぜ当たり前なのか？ということですが、同じチャートをみてもひとそれぞれ考え方は違いますし、方向性も違います。そしてプライスはその多数決に基づいて動いていますから、これに異論をはさむ余地はありません。

で、どこから見て、どの大きさで見ているのか？というのも実はバラバラなわけでこれらが一致してプライスはさらにうごくのが仕組みです。

そうなると証券会社が便宜上決めた時間足で見るよりも目の前のチャートを俯瞰してみて、大きい流れ、中ぐらいの流れ、そして小さな流れと判断していったほうが多くの状態に対応できるということになるのです。

私もこのことを強く意識できるようになってから、大間違いというのはほとんどありません。もちろん損切りがないということではありませんから間違いないようにしてください。それとともにいわゆる損小利大を考えやすくもなりました。これはどこの波のどの動きをとりにいこうと自分がしているのか、実は時間足を確定させるよりもわかりやすくなったためです。

もちろんチャートを見るときは、時間軸を自由自在にはできませんから、各時間足を見たりします。ですが、プライスの動きをとらえるときは大体の時間の大きさでとらえています。

世間ではいわゆるMTF分析というのは大きな時間足から見ていって〇時間足は上、〇時間足は下・・・・・とやっていっていたと思いますし、すべてがほぼその説明の仕方です。

ですが、この時間足という概念をとっぱらうともっと自由に、そして確実性をもって分析をすることができるようになると思います。

そして抽象的なことでもあるような気がしますので、より具体的にいうと、１５分足チャートを見ていたとして、俯瞰してみると大体２つ上の４時間足レベルぐらいまでの大きさまでは通常時の動きであれば分析のイメージができるかなというぐらいのイメージであり目安になるかなと思います。

この考えに至った根本的疑問をもったところとしては、チャートは連続性があるはずなのに、証券会社が便宜上区切っている時間軸でその連続性を遮断していいのか？と思ったことが始まりです。

”こいつ、偉そうに何わけのわからないこと言ってるんだ”と多くの人が思うと思います。でも、ごく一部の人には響いたらいいなと思って書いてみました。

そしてトレードが上手な人が”ざっくりとしたイメージで〇〇”といっていることがわりとあることに気付いていた人はこのあたりがポイントのうちの一つだと思われます。