真意を知ることは難しく、伝えるとなるとさらに難しいことであります

こんにちは。

今日は朝から天気は下り坂、これを書いている現在も外は雨模様となっています。

それでも下の子供はサッカーに朝から出かけており、妻も同行しているため、家には私は娘のふたりきりです。

さてと、今日は現実的なFXの話からちょっと離れてみたいと思います。といってもFXがらみではあります。

上のチャートですが、このチャートを見せられて、私はこれでトレードしていますよ、なんて言われたらどのように反応します？

ぱっと最初に考えるのはおそらく

へ～、移動平均線を使ってトレードしているんですね。

でしょうか。そしてもう少し突っ込んで考える方や経験値が高い方は

移動平均線のパラメータはなんだろう？

と考えることと思います。

かつての私もこれを見せられたら、移動平均線でトレードしているんですね、パラメータは教えてもらわなくても、日付とどのペアなのかわかればパラメータを教えてくれなくても自分で割り出すことができるから、やってみよう！と思ったでしょう。

たしかにMAをいれてありますから、このMAを全く見ていないということはあまりないと思います。（私の場合は例外で見てなくても、いれっぱなしにしているという奇特な人物です）
そしてどうしてもＭＡが目立ちますから、これに思考や印象は引っ張られて当然ではあります。

ですが、実際には参考程度にしかみてなくて、そこまできちんと触れてトレードの解説などしてくれていなければ、もう単純な印象操作というか、トレードの肝となるべき真意は永遠に他人にわからずじまいということになります。
移動平均線はほんと参考程度にいているだけで、例えば高値安値の切り上り、切り下がりでほとんどトレードしている、なんてことはよくあることです。

で、さらには真意をあえて伝えないというのは意外にあると思います。それと同時にすべて伝えるのもこれまたかなり難しいことでもあるわけです。

そうなると意外に多いのではないかと思われることでありますが、伝えたいこととは全く違ったことと捉えている可能性があり、また同時に伝えきれていないことも多々あるということが多いような気がします。

自身の経験からですが、今でもメディアで時々見ることができるトレーダーの方なのですが、デイトレといいますかスキャルにも近く５分足チャートをメインに使ってトレードされている方がおられます。で、この方を評論する他の方の意見を見ると、短期足を用いてのスキャルパーと書いていたりします。
私自身もかなり前から存じ上げていたのですが、確かに５分足メインで小さな上下動をうまくとっていく方なんだという印象がありましたし、そのように理解もしていました。

ですが、ちょっと前なのですが、ご本人さんが実際に述べられていましたが１５分足のとある長めのＭＡを基準としてトレードを組み立てているということをおっしゃっておられたのです。

そのとき、え～、そうなの？？と私は思いました。思いもよらないことをまさしく聞いたといったぐあいです。

それって短期足の５分足をメインとして目の前の動きを追いかけるトレードではないじゃないか、と知らされたわけです。

まあ、単純に私が勝手に誤解していた、というか思い込んでいた、だけなのかもしれませんが、実際にはこんなことざらにあるような気がします。

そしてこのことはだれしも当てはまることではないんだろうかと思ったわけです。

それまでの私と言えば、どちらかというとやっていることは背中をみて、真似してみろ！なんていう職人気質というか考える前に手足動かしてみたらどう？という気質が多少なりともありましたが、これをやると伝えたいことが伝わっていない可能性が高いと判断し、今はどちらかといえば理論先行型でそこからその理論通りに手足を動かしてみてどうなる？というやる方に変化させました。

私自身が学びから重要な要素を得ることができたとも言えます。

で、これの質が悪いところというのはかなり意識していないと自らはほとんど気づかずに通り過ぎてしまうことです。これはかなりの問題です。知らないで、あるいは勘違いしたまま放置ということが多々あるということです。

これはちょっと、いや、かなり気を付けたほうがよいことのように私は思います。

昔に手に入れた商材をごくたまに見直したりすることがあるのですが、やっぱり見直してもダメだわ、これ、と思うものもありますが、あれ？このとき気づいてなかったけど、きちんとかかれているぞ、なんて思うこともちらほら見られます。
自身の技術が向上したから見る目が変わった、というのもあるとは思いますが、それさえも判断できずに間違って判断してしまっていた、ということもあるわけです。
こうなってくるとFX以前の問題になってくるような気がしないでもないですね。