ひょっとしたら日本語で説明するから誤解が生じダウ理論もきちんと理解できていない人が多いのかもしれません。

こんばんは。
明日から寒くなるといわれていますが、今日の夕方にいつも通り犬の散歩をしていたら少し汗ばむぐらいの暖かさでちょっとびっくりしました。
11月も半ばをすぎ、ちょっとは寒くなってもまったくおかしくはないはずなのですが、なかなか寒くなりません。
信州方面によく行くため今年もスタッドレスタイヤの準備はもう終えてスタンバイ状態でありますが、いつ履き替えようかなと考える次第です。

 

 

今日は日曜日ということでチャートも止まっておりますのでゆるりと書いていこうと思いますが、人によっては、かなりインパクトがあるかもしれません。

上記のチャートはいつも通りではありますが、適当なチャートをみつけてあげています。といってもいつもよりは少し探しました、というのもダウ理論を説明したいからトレンドが発生していないところは説明に使いづらいためです。

まずは、チャートを頭から見ていくことにしますが、まずは右肩下がりのトレンドラインを描くことができていますので、この場面を下向きのトレンドが発生しているということを否定する人はいないでしょう。
それから最安値は赤の最安値のマークとして△マークをつけていますが、この最安値の起点となるべき戻り高値は黄色四角のプライスとなりますね。ただし、ここではいつも通り20SMAでの判断をいれていきますが、乖離はしているもののうねりはちょっと乏しいからカウントしないという見方も間違ってはいません。

そして、戻り高値を更新してくるという動きが赤〇のところで問題はありません、そして高値安値の切り上りを生じてそれまでの下方向のトレンドから上方向のトレンドに変わったね、というのが全体の流れであると思います。

で、今回のタイトルにもありますが、このような動きをする中で皆さんはどこからを上昇トレンド目線でみて、かつ買いエントリーをしかけていくぞ、というシナリオをたてますか?ということになるわけです。そしてこれを突き詰めていくとダウ理論をどのように勉強して、身に着けているのか?ということにも関わってくるということになるわけです。

一番早い段階だと赤〇の最後の戻りを上抜けしたところから上昇トレンドと判断する人もいるでしょう。あるいは二つ目の緑四角の高値を明確につけたところ、という方もいるかもしれませんね。

まあ、どれが明らかに間違いで、どれが絶対的正解ということもないような気がしますが、ここからは日本語の使い分けというか、細かな言葉遣いをしっかりと汲み取らないと間違った解釈するので注意が必要です。

まず、ダウ理論からするトレンドの発生とするごくごく基本的な見方としては最後の戻りをうえ抜けて、その上抜けした時点で作った高値をさらに超えてきた時上昇トレンドが明確に発生したという解釈をします。

エリオット波動でいえば3波目の動きが1波目の頂点を更新したとき、といってよいと思います。そして、これはN字を描いてプライスが動いたときというわけです。
これを基本とするわけですが、これだと遅いとかトレードに使えないとかいうことはひとまず置いておいて、問題は赤丸をつけているところでの説明の仕方がいろいろなのですが、そのいろいろを知らずに聞いたものを判断するから使い物にならないということになるわけです。

私がこの赤丸のところでなんて説明しているかというと

それまでの発生していた下げトレンドが、いったん終わる可能性が出てきている動きです。

と、説明することがほとんどです。

あれ、上方向はどこいった?

となりますが、もどりを上抜けしただけでは上昇トレンドになるわけがないのは実はみんな知っていたりします。
そうです、上昇トレンドになることもありますが、レンジになることもあるので、上抜けだけで判別材料にはなりえないのです。だから言えることはそれまでの下げトレンドは終わる可能性がある動きがでてきました、ただこれだけなのです。

でも、多くの解説はなぜだか、最後の戻り高値を上抜けしたらトレンド転換です!なんて断定してきますから、それをみた知識欲旺盛な人にとっては、絶好のごちそうとなるわけです。

ただし、私にはわかって言っているのか、あるいはインパクトを高めるために細かいことは置いといて、ズバッと印象強くなるようにいっているだけなのかわからないので、どのような意図があってそのようにいっているのかわかりかねます。(そんな時はチャートの後ろが見えてる状態で説明していることがほとんどなのでどうなるか?ということを知っての説明ではあります)

で、私に当てはめると思い当たる節がおもいっきりあるのですが、わかっていながらほんと無意識のうちにトレンド転換をするきっかけは戻り高値を更新したから、という説明をしていたことがあるのです。もちろん要素ではありますが、ごくごく一部ですから、これが根拠のすべてです、みたいな言い方は本来は説明としてかなり不十分であるわけです。

ただし、今はもっと根拠のある細かな説明をしないといけないと心がけていますので、あくまでも下落トレンドが終わる可能性がある動きが見られます、としか説明しないようにしているわけです。

英語がダイレクトに読めて頭に入れば、こんなこと考えなくてもよいかもしれませんが、日本語に一度切り替えて頭に入れようとしている人がほとんだと思うので、このようにちょっとした言葉遣いの違いなどから、解釈が大きく変わって前に全く進めないなんてことが多々あるのかもしれません。

今回はダウ理論を取り上げましたが、きちんと根拠に基づいて見方を修正してあげると、な~んだ、ということで解釈が深まり正しい方向になる人がいると思います。

それから、今回はきちんと理解できているか言葉によって左右されてない?ということがメインテーマですから、たとえば戻り上抜けは間違いで、ダメだ!!!という話ではありません。フライング気味ではありますが、抜けたことを前提にトレンド転換したとみなし、最安値に損切を置いてフィボで押し目を探ってエントリーするという方法もシナリオとして描けます。

ただ、わかってやっているのとわからずにやっているのでは結果は全く違いますね。抜けたかもしれないな~で買いエントリーしていれば損切となった場合には、単純に仮定で入っているからやっぱり駄目だったか、で終われますが、わからずにやみくもに上抜けトレンド転換確定!!で買いエントリーして損切にヒットすれば、なんでトレードがうまくいかないんだ!!とメンタルダメージが大きくなるだけですからそのあとに大きく影響します。
だからそれを防ぐためにもFXの知識うんぬんの前に時にはそれを伝える日本語そのものあっているのか?と考えてあげる必要があるときがあるということです。

 

 

 

 




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