パーフェクトオーダーが思ったよりもうまくいかない理由

おはようございます。
昨日から引き続きあまり天気がよくないわが居住地でありますが、今回は関東のほうで雪が多くふっているようです。
３月に入ったというのに、いきなりの寒の戻りとなってしまいました。

さてと、今日はしっかりとFXに関してのことに書いていこうと思います。

ですが、いつもながらの表面上不親切な記事となっています。

それではさっそく、進めていきますが、よくありますし、私も散々見るたびに試してきたことがあるいわゆるMAを複数本並べてパーフェクトオーダーになったら買いましょう、売りましょう、というのがあります。
それこそ私がFXというものを知ってから、少ししたら見たことがあったのでかなり前からメジャーの手法のうちの一つではないかと思います。
ですが、これで、すっごい稼ぎ出すことができました！なんていうのは聞いたことも見たこともありません。
これだけメジャーなのは、やっぱり初心者向けなチャートになるということが一番じゃないのかな？と思うわけです。そりゃそうですよね、適当にパラメータを変えたMAを複数本いれてきれいに並んだらエントリー！！ですから、これほど簡単なことはありません。
で、このパーフェクトオーダーを説明するときには、出来上がったチャートを使用しますので、未来がすでにわかっているわけですが、伸びる前の揃ったところをエントリーをしたようにみるわけですから、そりゃ利益もとれているように見えます。

でも、実際にはこのパーフェクトオーダーを使っても、それほどいいところでエントリーを重ねることはできないというのが正直なところで、幾度か損失で終わればもう信じれなくなって使わなくなるといった代物です。さらには誰かに教えてもらっているとしても、

”運が悪かったですね～”

などという、微妙な返答をされるのがせいぜいでなんだかわかるようなわからないような形でおわることがほとんだったと思います。

で、このパーフェクトオーダーですが、使えるのか？あるいは使えないのか？といったところでありますが、使える、という結論をさきにお伝えしておきます。
ただし、これにはきちんとした理解が必要であり、きちんと理解しておかないと絶対に不可能です。さらに付け加えておくと完全無欠ということはありません。

それはパラメータが問題なのです！なんて言ってしまえば、さもありなん、という感じがしますが、そこは大した問題ではありません。

パーフェクトオーダーでの見方に用いるMAの本数というのはいろいろあると思いますが、いちばんよく見るのは３本かな？と思います。
で、この３本ですが、ここでなぜ３本なの？なんて考えたことある人いますか？
自ら進んでパーフェクトオーダーをきわめてやろうと考えでもしない限り、そう言っているから・・・レベルだと思いますが、ここにはきちんと根拠があって、そこは短期、中期、長期という３つの時間軸のながれをひとつのチャートでみることができるようにするためのものなんです。

と、ここまでは知っている人も多少いますが、これよりさらに先を突き詰めないといけないところでありますが、単純に各MAよりも上にある、下にある、で方向性を考えるという見方がありますが、これも全く違っている！なんてことはなく、そういう見方もあるよね、ぐらいかな、と思います。ここで考えてほしいのは皆が皆、そのような意識の仕方をしているだろうか、ということを考えなければいけません。

そして、さらに核心に迫っていきますが、プライスの位置がMAの上下ではなくて、MAを基準として各時間足の近似値のMAを見ることができるようにし、各時間足の戻り高値、押し安値を把握し、いつもどおりではあるのですがMAを基準とした各時間足の波と方向性を把握するようにしてみていくとどうでしょう？、このようにパーフェクトオーダーを見ると全く異なる景色が見えるはずです。

このように考えるとパーフェクトオーダーは使えるものになりますし、例えばMAが少しだけ逆にクロスしたんですけど、エントリーできませんよね？とかいう疑問はすべて解消されます。

そして判断の基準にMAをつかうだけですから、一定の基準を設けて、結果をいつも同じようにしたいだけのためにMAを利用しているだけということになりますから、パラメータもそれほどこだわる必要がないということにつながるわけです。（このように書くとなんでもいいんだね、ということで極論をいきなりぶつける人がいますけど、利益を得たくて頑張っているのにそんな無駄なことに時間を費やすのはやめましょうね）

と、ここまで、わかっていればパーフェクトオーダーもトレードに使えるよ、と言えるとおもいます。ただし、使えるよ、だけ聞いた人は絶対に使いこなせないこともまたわかると思います。

なんで、ここまでみんな教えてくれないの？ということに関しては、まあ、いろいろな意図が絡んでいますからね、そこは察してあげてよいと思いますよ。

それから、ネット上に散見されますけど、使えね～という意見を前面に押し出して、異議を申し立てている人いますけど、おそらくこの人もそれに至った理由と根拠は間違っているか、ほとんどない状態だと思います。
ですが、ネット上では声が大きく、内容がセンセーショナルで目立つほうが勝ちです。そしてそれを見て簡単に信じさせられてしまうところがありますから、これまた怖いところではありますね。