
こんばんは。
今日はいつもよりもちょっと遅い時間に更新します。
トレーダーとしてはお休みである土日の週末もあっという間で明日からはまた通常運行です。
トランプさんの関税発言で、相場のボラは一気に上昇してはいますが、テクニカルは無視か?と言われるとそんなこともなく、きちんと見ていれば値幅が大きいだけといった動きをします。
さてさて、今日のFXがらみのネタについですが、さっそく1枚のチャートを載せてみました。とくによいところをきりとったなんてこともなく先週のユロドルのチャート15分足です。
まずは説明でありますが、マゼンダは陰線、水色は陽線ですが、これは4時間足のろうそく足を載せています。そして白のMAですがパラメータを1としています。
それから緑色のMAはSMAの20のラインとなっています。ちなみに黄色MAは1時間足20SMAです。
まず4時間足のろうそく足の中に15分のろうそく足は16本あるわけですが、これにも当然ではあるのですが波があるわけです。そしてこのチャートの場合その波をよりとらえやすくするためにパラメータ1なんていうMAをあえて入れているわけです。(通常であればイメージでできてしまいますからMA1なんていれなくてもね、という具合ではありますが、今回はわかりやすくするためにあえて入れています)
こうやって見てみると4時間足の中にも15分足に落とし込めばしっかりとプライスの動きは波で構成されており、さらには波があるということは押し安値、あるいは戻り高値というのが存在すいるということが嫌でもわかります。
で、4時間足のろうそく足でみれば15分足のろうそく足で押し安値を下抜けし実体で確定すれば陰線、戻り高値を実体で上抜けし、確定した時は陽線であるということもわかるわけです。
ということは皆さんがよくご存じであるダウ理論、あるいはエリオット波動の考え方というのがそのまま当てはめることができるというわけでもあるわけです。
このことを基本として考えれば、4時間足のろうそく足で考えた場合には、たとえば上昇で陽線が出ているとしますが、その陽線の次に陰線がでて、さらには陰線で陽線の下髭を実体で下抜けした場合にはそれまでの上昇トレンドが終わり、下降トレンドになる可能性が高いのではないのか?ということがいえるということになります。
このように考えれば4時間足レベルではほぼ最速といっていいトレンド転換ポイントになる可能性が高いところを見つけることができるということになるわけです。
で、今までの説明は4時間足ろうそく足の中身を15分足ろうそく足で細分化して15分足のろうそく足でみる波での構成をみたわけです。
ここからはいつも通りではあるのですが、15分足20SMAでみる波というのは1時間足レベルのなみだよね、と定義づけしているわけです。
緑色のMAは20SMAですから、このチャートで1時間足レベルの波もとらえることができるというわけになります。
こうなると15分足チャートを出しているだけではありますが、実は15分足、1時間足、4時間足の波をとらえているということになるわけで、それぞれの時間足での方向性の分析などもできてしまうというわけです。
ちなみにこのチャートだけをみてわかることでありますが、上位足である4時間足についてはアジアタイムの8時間は上昇、そして欧州時間の入りから大きな陰線がでており、この陰線でアジアタイム2つ目のひげ先最安値を実体で更新してきていますから、下方向への転換の可能性が高いわけです。そして欧州時間の後半は陽線であるものの前半の陰線の最高値のひげ先を実体で更新する動きはありませんから、陽線ではあるものの下方向、そしてニューヨークタイムは陰線確定で下、さらに高値安値の切り下げもありますから、下方向確定であり、それは朝方までつながっています。
1時間足レベルでは、正確を期するのであればもう少し前から見ないとだめですが、下方向だと思われそしてMAのうねりをつくっているのが欧州時間後半のうごきでもどりを形成しています。そしてニューヨーク後半の入りで安値切り下がりが生じており方向性は下ということになります。
15分足においてはアジアタイムは上昇、そこから欧州の入りで押し安値の下抜けが発生、ダウ理論ではいけば下方向に転じる可能性があるという状態です。そしてこの下げは継続となり、上昇に対しての起点となるべき点も下抜けしてきていることから、エリオット波動でみても起点の下抜けが生じていることにより下方向への転換の可能性が高くなります。そして大きな陰線の中には下向きの5波が小さく形成され、修正3波が発生し、この3波で4時間足の陽線を形成、それから再度下落でありますが、ここで3波目となるわけですから下方向への勢いがつきやすいということになるわけです。
と、こんな感じでわずかチャート1枚ではあるもの分析はやろうと思えばできるわけで、ただこのやり方をおろそかにしているというか、実際にはやらないから一向に上達しないということでもあるわけです。
そして、よくトレードの本でも書かれていますが。上位足は4時間足なら15分足をみて5分足でエントリータイミングをはかりましょう。なんてことが記載されていますが、まさしくその通りであるということも証明しているわけであります。が、本当はここまで説明しないといけないわけでもあります。
そして波というのはチャートを形成するうえで、一番基本的な動きであります。ということは普遍性とかいろんなことを考えるよりもまずはこれを攻略しないと始まらないということがいえるわけです。
こうなってくると、インジケータなんてなんでもいいんじゃない?になりますし、インジケータなんていらないかもね、になってくるという状態になってくるわけですが、これに気づかないとダメなんだよね、ということに落ち着くわけです。
でもね、自分で気づくのも大変なのですけど、これを実際に他人にうまく伝えるのはもっと手間がかかるというのが面倒なところでして、私もいろいろと試行錯誤をずっと繰り返しています。
最初のころは、これやりこんだら気づくかな?なんて思ってとりあえずやってみましょう、頭動かすまえにまずは手ですなんてやり方をしている時もありましたし、理詰めの説明を優先したりといろいろと手を変え品を変え状態ではあります。
言い換えれば、波でとらえることをしっかりとやればよいだけなのに、面倒だからやらないにつながってもいるような気がするのは気のせいではないように思います。
そして波をとらえることができれば、あらゆる理論の理解が深まるわけで、それは当たり前のことでもあります。理論ができる前のその理論の基礎をしっかりと理解できているわけですからね。そしてその波をとらえるためにはいつも一定のとらえ方をしたいということから20SMAのうねりを見て判断しているということにつながっていくわけです。
(ちなみに上記の説明で15分足のMA1なんていうのを突然出してきましたが、ここをほんとに波で捉えたければさらに時間足を落としてその時間足の20SMAでとらえていけばよいだけの話です)

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