先日ご依頼をいただきました添削チャートです

おはようございます。
雲の多い天気となっており、夕方近くからは雨が降るかもと天気予報ではいっておりました。
明日から週末でありますが、下の息子はまたもや雨の中のサッカーの試合となるような感じであります。

さてと、いつも通りのFXに関してでありますが、今回は実際に現在コンサルを受けていただいている方からの添削依頼分のチャートです。
昨日にいただいた分ではなく2，3日前にいただいたものでありますが、通貨ペアはユロオジとなります。
エントリーに至る考え方はいつも通りではありますが、今回はちょっと時間足によって方向性が異なることから、方向性としてはあっていたものの乱高下に巻き込まれて薄利決済で終わったという場面です。

薄利で終わったからダメなのではないですか？

と思われる方もおられるかもしれませんが、実際にはそのような単純な評価にいたるというものでもありません。
とくに練習でありますから余計にそうであるといってもよいと思いますが、たとえばこの逆で結果として大きな利益となったとしても、そこに至る過程がダメであればダメトレードということになるわけです。（実弾でトレードをしているときであれば、助かったね～、でも反省はしようね、という感じでしょうか）

そのように正しい視点をもってしてこれらのチャートを見ると、全く異なる視野が広がることと思います。そしてそのような視点を持っていれば今はダメでも前途洋々といってもよいのではないかと思います。

トレードについては、上位足に対してのトレンドフォローであり、エントリータイミングの精査を小さな時間軸でやっているという王道というべきトレードであります。
また、この方もさらに上達しているといってよいと思いますが、それはご本人さんのコメントに如実に出てきています。
シナリオの内容が複数になってきており、ただそれらを取捨選択しているだけという状態になりつつあります。
そこには自らの期待や思い込みは完全にないわけです。

こうやって自己のチャートや、他の方のチャートを多く見ていると、固有のインジケータに特有の動きなんてありえないよな～としみじみ思うわけであります。
これは以前にも書いたことがありますが、もしその何かしらのインジケータに反応をするのであれば、チャートの動きに影響力のある資本をもつトレーダーがそのインジケータに基づいてトレードしていなければあり得ない話であります。
今考えればすぐに出てくる答えでありますが、その当時は、そんなこと考えもせずにこれはすごい！と思って利用したいたわけでありますが、当然のごとく利益を上げることができるように使いこなすにはかなり時間がかかりました。
で、これを、そんなものを教えるほうが悪い！！という方もおられるでしょうが、その情報の受け手もいい加減なもので、私はそう思わなかったのでありますが、人によっては、いや結構な数の人が、このチャート見たらどこからでもエントリーできるようにみえるよね、なんて言っているぐらいですから受けてもそんなものといえばそんなものであるわけです。
（それらも併せてちゃんと伝える必要があるんじゃないの？というか、伝える側もそれ、わかってないみたいだから怪しいよね～なんて考えもあるといえばあるわけですが・・・・・・）

ただし、上記のことって、実は解決策があるというか、根本的に視点が違っていればそうなるよね、といった具合であるのですが、きちんと基本的なことを理解して使いこなせるようになると、そのインジケータの趣旨が同じであれば、何を使おうが利益にもっていけるような気がします。
これこそが、インジケータは補助に過ぎないといった真骨頂だと思います。
言い換えれば、何使っても基本がわかっていなければ、ダメということでもあります。

ただ、これらを誰かに伝えるのはなかなか骨の折れる作業であります。それにですね、基本に立ち返るわけですから、多くの人が拒否反応を起こすか、あるいは聞いているふりで終わらせます。そりゃそうです、下手すればやってきたこと全否定に近い可能性がありますからね。人にはプライドというものが必ずあります。

これは経験上でありますが、私はプライドがありません、とかプライドを捨てて、とか割と気軽に言いますが、実際にそこら辺を少し突っ込むと大体の人が烈火のごとく怒りだすか、あるいは明らかに不満顔になります。
ただし、その一方で、本気になった時の人というのも今までの同一人物とは思えないぐらいの態度にもまたなることができます。といってもごくごく一部ですけどね。