FXは無駄な損失を未然に防ぐのが大事ですが、それを根拠をもってどのぐらいできますか？

おはようございます。
今日は金曜日ということで本日が終われば今週も終わりとなります。
梅雨入り宣言がされていますが、気温も下がりしとしと雨が降り続くというよりも、いきなり週末から猛暑のようです。
まだ暑さ慣れしていない方も多いと思いますので体調には十分な留意が必要です。
私も。暑さに慣れていないと参ってしまいますから、あえて今はエアコンをつけたくてもつけずに送風機で乗り切っています。

今回はコンサルを受けていただいている方のチャートを載せています。よく登場する方のものですのでいつもの通りではあるのですが、今回はトレード場面というのはありません。1週間チャートを実際に動かしていますが、その間に自己の組み立てたシナリオに沿った動きがないためトレードはしていない、という場面です。

トレードがないということはダメじゃんという短絡的な考えに至ってしまいそうではありますが、とくに今は練習中でありますから、それにいたる考え方というのがとても大事になるわけであります。

まずトレードにおいては、根拠に乏しいなんとなくといったトレードはできる限り排除するべきであります。それはストップをずらすとか、なんとなく上がりそうである、とか、下がりそうだからエントリーしちゃえ、も含めてであります。

そうすると利益は自然と残ってくるわけであります。この前提としてはある程度トレードを勉強をしていて、さらにその通りにエントリーができるようになっているという前提はあるのですが、これは具体的にいえば、たとえば損切となったトレードのあとのトレードはやはり雑になったり、あせったりするわけで、後からなんでこんなところで？というところでエントリーしていたりなんてことはざらにあると思います、そういったもの一切合切をなくさないとダメということであります。

あとは、今日は少しだけとれればきりがいい数字になるから少しだけとりたいし、ここならいけるでしょ、というパターンですね。この場合はほぼ失敗しているのがちょっと履歴をみればすぐに思い出せると思います。

ということであれば、なるべく、いや絶対に怪しいトレードは排除するべきであるということになるわけで、マイナスの可能性が高いトレードをあえてする必要もないよね、というわけであります。

そして、さらに話を一歩踏み込みますが、そのトレードをしないというときに、しないなりの明確な根拠をもって手を止めていますか？ということがとても大事になります。
エントリーしない理由として散見されるのが、チャートが汚い、とか、この動きではエントリーは難しいですね、なんてもっともらしい理由を付けて解説しているものがあります。

たしかに、見ただけで判断できる人もいると思いますし。なんとなく～でも大丈夫な人もいることは事実であります。
ただし、その見方がすべての人ができますか？と言われたら絶対に無理です。

チャートからの判断は職人芸みたいなところがありますから、根拠はうまく説明できないけど・・・・という部分は大切にするべきであるよね、とはおもいますが、万人ができるわけではないのは前述のとおり、したらばどうすれば？でありますが、そこで改めて上記のチャートやそこに至るコメントを見ていただければ、今までとは違った視点でみることとなり、違った世界が広がっていると思います。

他人に教わってトレードが上達するわけがない！なんていう人もいますが、そんな意見もあってよいとは思いますけど、ちょっと視野が狭いかな～という現実がまずあって、それから、常に明確な根拠をもってトレードして、さらには明確な根拠を持ってエントリーの手を止めることができるようになっているというのが上のチャート画像、コメントからも明確にわかることと思います。

トレード全般にいえることであると思いますが、いくら根拠がしっかりとしていてもストップにかかることもありますし、見送ったら伸びることも絶対にあります。これはあくまでも確率論に基づくものでありますから個人のどうしたこうしたレベルではどうしようもないことでありますから、そこに過度な注力は無駄であるわけですが、これも時々聞くことでありますが、

たとえ損切となっても根拠がしっかりとあれば悔しくともなんともありませんからそのぐらい明確な根拠を持ちましょう

なんていう感じの言葉を見ますが、実際にそんなことはありえないでしょう。損切になれば自己否定されているような錯覚に陥ることさえある人もいるやもしれません。
そうでなくてきちんとした根拠を持ってトレードしていれば、その嫌な気分、気持ちをごまかすことができて次につなげることができるようにするというのが現実だと思います。

そのようなことができるようになるためにはどうしたらいい？でありますが、やはり練習量を増やしてやりこむことがどうしても必要になるところだと思います。手法だ、メンタルだ、などなどをおろそかにしていいとはいいませんが、注力するところが違ってないか？という方が尋常でないぐらい多いというが今も、過去も、これからも同じ流れなのでしょうね。