実はエリオット波動とトレンドラインは普通に使うと相性がよくなかったりするのはほとんど知られてないかもしれません

おはようございます。

今日は朝から一面曇り空となっており、今にも雨が降り出しそうです。昨日はいつもの夕方の犬たちの散歩に出かけたのですが、途中から急な夕立にあってしまい、水があまり好きでない柴犬は耳をふさいで早く帰ろうと懸命のアピールでしたが、いつも元気なゴールデンレトリバーは雨でもへっちゃらしっぽブンブンふっていつも通りでした。

さてと、今日はいつもの週末の抽象的なFXの内容から幾分深度を深めたことについて書いていきたいと思います。

そして今回はあまりに文章だけでは説明が難しく思ったので、実際のチャートを切り取ってきました。とくにすごく良い場面を選んだということもなく適当に引っ張り出してきてトレンド発生してそうなところ切り出してみました。

通貨ペアはポンドルです。時間足は15分足を使用しています。この時間足である理由ですが、1時間足チャートをみて探したのですが、1時間足チャートに20SMAをいれて波を見ていこうとすると、4時間足ぐらいの波になってしまうので1時間足でのうごきと同調性に欠けるので、1時間足でなんとなくトレンドを探して、15分足に落として、そこで20SMAをいれて波をとらえているとことです。

まずはトレンド判断からでありますが、この下げのトレンドに多大な影響を与える一つ前のトレンド=上昇トレンドでありますが、この上昇トレンドの最後の明確な押し目を下抜けしてきている、あるいは高値安値の切り下がりが生じていることからダウ理論からいっても下げトレンドであるという判断をすることができます。ただし、高値安値の切り下がりが生じていると判断することができる初めてのポイントはトレンド上辺二つ目の丸印を形成して少したってからというのが最速のタイミングです。

高値安値の切り下がり、切り上りがわかるということは絶対でありますが3点が形成されていることが必須です。もちろん推測して、とか、フィボナッチを引いてあらかじめ、とかいう方法もなくはありませんが、できていないものを根拠にできるほどトレードは甘くありません。

で、チャネルライン、トレンドラインを描くのも同じ前提が必要となります。

ちなみにラインを描く場合には注目するべき3点が最低わからないといけないよね、ということを前行で書いていますが、この注目すべき点についてはMAを入れてうねりをとらえていけばいつも同じ判断に基づいてラインを描けるというのもとても大事なところです。

ラインの書き方についての一番基礎的でかつ重要な点はこのぐらいでしょうか。まあ、だいたいはラインを描きましょう、この先ぐらいかな、なんて適当な感覚に基づいて描いている、あるいはそこにラインを描いた根拠は明示せずといった具合が多いので、ほとんどの人が挫折するのですが、描く根拠もばっちり書いてますので、数行でありますが、濃厚です。

では次に行きますが、エリオット波動についてです。推進波の5波、調整波の3波目で構成されて、チャートは形成されるんだよ、というのがごくごく基本的なことであります。ほかにも要素としてはあるのですが、まあそのあたりまで触れだすととんでもない量になるので、推進波の3波目を狙いましょうね、というのがセオリーだとおもいますし、ここに異論はありません。

ここにはどの時間足の3波目をねらっていくのか明確にしておかないといけないということを付け加えておく必要があるのですが、これはまた別の機会があったり書きますし、コンサルを受けていただいている方にはよく言っていることであります。

で、この2つのトレンドラインとエリオット波動ですが、とくに難しいこといってませんし、聞いたことも見たこともないなんて人は皆無だと思います。どちらかといえば学習を始めれば大体最初に出てきます。

で、効果がないのか?といわれると判断材料の一つとしては有効だと思います。

それなら1+1=3になるんじゃね?

と考える人もいるかもしれませんが、実はそうは問屋が卸さないのです。

添付したチャートを見なおしてみてください。そして今まで私が書いたこともう一度見直してみてください。なんとなくわかる人もいると思いますが、もったいぶらずにきちんと書いておきます。

それはトレンドラインやチャネルラインをえがくとき3点が最低必要です、でしたね。このことは添付チャートでいえば一番上の〇から△印の安値をつくって2つ目の〇印のポイントを形成しなければラインは描けないということです。
これをエリオット波動で見てみると一つ目の〇から下の△までは1波目、△から2つ目の〇までは2波目、そして2つ目の〇印からさがっていくのが3波目ということになるわけです。

それがどうした?

かもしれませんが、2つ目の〇の形成を考えてみてください。時間が経過しないと確定させることはできませんから実質的には3波目はかなりエントリーしづらいというのが実情なのです。

ここから脱線というか練習してこそわかる、できるエントリーではありますが、実際にはエントリーできないことはないとも言えます。常にできるわけではないことを知っておくのが前提ではありますが、さらに時間足を落とし込んでこの発生仕掛けた中のさらに小さな時間軸での3波目をとらえてエントリーしていくという方法があります。こうなると大きな3波目に小さな3波目が重なることにより勢いは強くなりがちで、小さな3波目をとらえている割には大きな利益になりやすいというパターンが実は生じたりしています。
この方法についてはどの時間足のどの波で利益をあげようとしているのか明確に意識できていてこその技術ではありますね。
それから単純に見えいているチャートだけでの3波目の最初からはエントリーできないということになります。(これがいわゆる頭としっぽはくれてやれ、ということなんだと思います)

で、本筋に戻します。単純なチャートを眺めているだけで見えてくるもので考えてみると3波目にエントリーしたいのに、もう3波目は発生してエントリーポイントが経過してしまっている!なんて事態に実は陥るわけです。

そしてトレンドラインやチャネルラインを描いて~なんて説明がよくありますが、こうなってくると考えるのはエリオット波動でいうところの5波目狙いをしていこうとなるわけですが、実はトレンドラインなどを描いての3つ目の反発をしてからしっかりしたまで伸びる場面というのは意外と実は少なかったりします。(添付のチャートは実は適当に選んだのに5波目以降も発生している大相場の貴重な場面というわけです)

皆さんにも思い当たる節があると思うのですが、トレンドラインを描いて”よし、反発するだろうから、エントリー!”といったら、簡単に抜けて、損切ができずに大損失、あるいはちょっと抜けたから損切して、気分転換にお風呂いって帰ってきたら、きちんとプライス戻ってきている、こんなトレンドラインなぞつかえるか~!!!となったことがあると思います。
今では偉そうにこんなこと書いている私ですが、私自身がなんども挫折を繰り返していた過去があるというのは内緒です。そりゃそうですよね、5波目狙いしかできないということを知らないのと、さらには基準を設けずにトレンドラインやチャネルラインを描いているのですから使いこなせるわけがありません。

まずはそもそもとして確立の高い一定のトレンドラインを描くすべを知らずに、ただトレンドラインは大事ですね、なんて全部が出来上がったチャートをみて描かれたラインをみて、その時は納得するのですが、それもいけないといえばいけないのですが、もう少し勉強してくるとトレンドラインとエリオット波動を組み合わせれば最強じゃね?なんて思ってみたりもするわけですが、実は3波目狙いをするにはもうひとひねり必要なこともしらずに5波目エントリーをなんどかして見事玉砕というパターンで残念ながら終了、という感じだと思います。

それもそのはずで、おそらくトレンドラインに基づいてきれいに5波目が発生する(チャネルラインを描けばわかりますが、きちんと高値安値切り下がり、切り上りを生じて反対側のラインまでたどりつくことです)確率は、ざっくりとしか出してませんが、4割にも満たないと思います。つまり確率はかなり悪いというわけです。

いろんな要素が加わってほかに根拠が多数あり総合的に判断すれば、別の見方ができますが、単独で利用すればこんなものという感じがします。(多数の根拠を並べることができるなんて誰かの指導をうけて指摘してもらいながら少しづつ改善していくか、あるいは痛い目に何度もあってやっと気づくかどうかというレベルなのがほぼといってよいと思います、それもごくごく少数でしょう)

ならばトレンドラインは使いものにならないのか?ということが次の段階で出てくるわけですが、そんなことはないと思います。私はトレンドラインはあまり使わず、ほぼチャネルラインを使っていますが、センターラインつきのチャネルラインを描いています。

描き方はトレンドライン、チャネルラインもほぼ変わりませんが、下げトレンドの場合は3点目ができてからということになりますから、添付チャートでいえば〇印2点ができてから描くことができます。これは下げの場合ですから、上げの場合は下にプライス切り上り点が2点生じて描くわけです。
これが普通のラインの描き方です。

ですが、その基本的なことをちょっと変えてみたのですが、私の場合には目安として用いているのは、下げトレンドの場合には上でなくて下2点ができたところで基準とするべきラインを描き、それを基準として上方向の多く意識されてそうなところにラインを入れます。それまでのラインの角度から大抵緩やかになるわけですが、これはトレンドの終わりがちかづいていることを示唆しているわけです。

そして添付チャートのようにチャネルラインの上限を抜けるわけですが、このまま一気に上抜けする場合ももちろんありますが、いったんラインまでもどってくることがかなり多いというパターンがあります。

添付チャートでいえば、マゼンダ色のチャネルラインがその方法で描いたチャネルラインです。このチャートでさらに根拠を支えているのはピンクの水平線でありますが、これは最後のもどりを上抜けしてきています。この戻りはMAのうねりも伴っていますからかなり強く意識されているのではないかと思われます。で、マゼンダ色のラインにもどりをつくって上昇となるわけです。

エントリーについては、反発だけ見て、えいや!でも悪くはありませんが、短い時間足落とし込んでこの反発ポイント付近で短い時間足見れば下げのトレンドからのトレンド転換の何かしらの形が見られるはずです。それを確認してからエントリーということをすればよいということになりますね。

もうこうなってくると、トレンドラインなのか?といわれるかもしれませんが、使い方の一つとして、偶然見つけたというだけのものですから、あとは検証あるのみ、そして納得すれば使う、あるいは使わないの世界です。

と、それぞれの特性を考えて組み合わせてみればわかることなのではありますが、1+1=3にならないということもあるという実例です。

で、そんな中でもエントリーする方法はあるんだよ、ということも脱線して書いたわけでありますが、それが技術というものなのかもしれませんね。

 

 

 

 




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